「お前を(反逆者)殺しに来た」



「・・・は?」


























というわけで
イキナリ刃物を持った男に追われています

結構街中を走っているんですけど
通行人の人は物珍しそうにこちらを見ているだけで
警察に通報する人は誰もいません

それどころか























誰一人も助けてくれません

さすが薄情な平和ボケ日本

走っているだけでも疲れるし
そもそも、この人は銃刀法違反者だし


警察に助けを求めることにしました



丁度、あの角を曲がれば警察所です

もう少しで多分なんとかなります












道の途中で運良く警察の方を見つけました



後ろの人をなんとかしてもらいましょう

希望を持って声をかけると















「こっちだ」

見ず知らずの学生さんでしたが
一時的に助けていただいたので、誘われるような形ではありましたが
ついていきました


それでも、脳裏には先ほどの銃刀違反者の人の言葉が気にかかります

『おとなしく死んでしまえ。この反逆者め』


一体、いつの間に何を反逆したのでしょう?
殺されるような覚えをしたことは一度もないと思うのですが…?








そのまま走っていくと銃刀違反者を撒くことに成功しました
後ろから追ってきません

ほっと安堵して速度を遅くすると
前方を走っていた学生さんが横まで後退してきました

「どうしたんです?」

声をかけても無言のまま横を見つめて









ええと、何に驚くべきなのかさっぱりです

鈍器にヒビが入ったこと
鞄が無傷
ああ、イキナリ銃刀違反者が現れるのも驚きですね
軽々と受け止めている学生さんも驚きです




驚きを通り越して冷静になってしまいます











とりあえず、事の成り行きを冷静に見ることにしました


「貴様も反逆者だな!」

「そうだよ」

学生さんが返事をしながら懐から何かを投げつけました














・・・・・・・・・・燃エテマス
崩れてます
においはしません

「・・・・・・・・・・・・・・」

これは、誰か〜と、叫んだほうがいいのでしょうか?

加害者である学生さんは可笑しそうに笑ってこっちを向きました

「こいつら(奴隷戦士)、よく燃えるだろ?」

「確かに燃えますね」

ちょっと間を空けて

「鉛筆で燃えるのですか?」

「そんだけか?聞くこと・・・・」

「助けていただいてなんですけど、貴方達は一体なんですか?」


ズバリ聞いてみました

学生さんは一言だけ


「ついてくれば理解る」




結局答えてくれないじゃないですか・・・




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